★ J.S.バッハ フランス風序曲 ★
J.S.バッハの フランス風序曲(Ouverture nach Französicher Art)ロ短調BWV 831 とは、バッハが編んだ『クラヴィーア練習曲集』第2巻の中の一曲だ。
そして、もう一曲が『イタリア協奏曲』ヘ長調BWV 971。
この『クラヴィーア練習曲集』第2巻の2曲は、まことにバッハらしい対比が為されていて、『イタリア協奏曲』の方は、合奏協奏曲を2段鍵盤に持ってきたものであり、『フランス風序曲』の方は、管弦楽組曲の様式をそのまま2段鍵盤に対応させたものだと言えると思う。
さらには、調性も長調と短調、しかもイ長調とロ短調は減5度の関係にあり最遠隔調、あの手この手でその当時の流行の中でイタリア様式とフランス様式を意図的に対比させようとしている。

〇 フランス風序曲 〇
『フランス風序曲』は以下の8曲から成っている。

1 序曲 Ouverture
2 クーラント Courante
3 ガヴォット Gavotte
4 パスピエ Passepied
5 サラバンド Sarabande
6 ブーレ Bourrée
7 ジーグ Gigue
8 エコー Echo

バッハのこのパルティータは名前の通り、フランス技法に則った序曲であり、ルイ・クープラン、ダングルベールといった17世紀のクラヴサン曲の影響がみられる。
しかし、かなりフランス的とは言いながらも、やはりバッハ、クープランらよりもかっちりと対位法によってドイツ風の味付けが感じられる。
特に、最初の序曲が私は素晴らしいと思う。
堂々としたこの序曲は、荘重なのだが、しかしあまり遅いテンポにならないように軽やかに弾ききって貰いたいというのがCDチョイスの前提になる。

序曲に続く、各舞曲はバッハにしてはちょっと珍しいくらい実際に踊れそうな原典に忠実な形式となっている。

【バッハ ゴルトベルク変奏曲】
ゴルトベルク変奏曲
【バッハ ブランデンブルク協奏曲】
ブランデンブルク協奏曲
【バッハ チェンバロコンチェルト】
チェンバロコンチェルト

<今日の一枚>
今日はこれをグールドのピアノで聞こう!
グールドの演奏がSA-CDハイブリッドで蘇った盤だ。
グールドは序曲をかなり遅く演奏するのだが、それでも引き込まれる魅力から逃れられない・・。
■バッハ:フランス組曲(全曲)&フランス風序曲
 グレン・グールド(P)

SA-CDハイブリッド 2ch音匠仕様レーベルコート CD2枚組
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<推薦盤1>
この曲は、やはり元々チェンバロの為の曲である訳なので、レオンハルトは王道を行っている。
■バッハ:フーガの技法&クラヴィーア練習曲集第2巻
 グスタフ・レオンハルト(Cemb)

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2013.07.14 Sun l バッハ l コメント (1) トラックバック (0) l top

コメント

エストリルのクリスマスローズのsakiです。
この度は暖かなメッセージありがとうございます。
嬉しかったです♪

バロック音楽、取り分け
バッハに恋している私にとりまして
こちら堪らない解説でございまして☆
いつも学びを戴き深く感謝しています・・・。

2013.07.18 Thu l saki. URL l 編集

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