★ ブラームス ピアノコンチェルト第2番 ★
実は私は小学生の頃からブラームス症候群にかかっている。(^^)
ブラームスという作曲家は聞き始めるとどうしても聞きたくなる不思議なメロディメーカーなのだ。
バロック的な対位法の駆使、ベートーベンを彷彿とさせる重厚な音の積み上げ、独特なホルンやティンパニの活かし方、そして何より私がブラームスを思う時に感じる「うねるようなメロディライン」。
まるで大波が寄せて返すようにメロディが「うねる」。
この音楽に触れると、次々このうねりに乗りたくなるのだ。
それを私はブラームス症候群と呼んでいる。
そんな訳で、今日もブラームスだ。
それもやっぱりピアノコンチェルト。

〇 ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品83 〇
この第2番のコンチェルトはブラームスが全盛期の作品だ。
第1番から実に22年も経っている。
ブラームスと言う人は実に粘り強いというか、曲の構想を温め続ける人だから、途中何度かピアノコンチェルトの発想はあったのだろう。
そのお蔭もあって、2曲とも傑作だ。

〇 独奏ピアノ付きシンフォニー 〇
この曲は1番と違って、初演時から好評だったようだ。
そして後世の作曲家にも影響を与えたであろう大きな特徴がある。
①ピアノコンチェルトには珍しい、スケルツォ楽章を持つ4楽章構成。(リストに先例がある)
②明確なカデンツァが存在せず、独奏者のヴィルトゥオーソ振りをひけらかす様なものではない。
③弦、管、独奏ピアノが複雑に絡み合って雄大な曲を構成する。
④第3楽章の冒頭には、独奏ピアノではなく独奏チェロが主題を提示する。
と、こんな感じで、特に①②③から協奏曲というよりも「独奏ピアノ付きシンフォニー」などとも呼ばれている。

〇 ブラームス音楽がうねりまくる 〇
もう、ブラームス全盛期の作品だけあって、得意のメロディが「うねり」まくる。
やはりホルンを聞くと一発でブラームスと判る。
1番同様ピアノもホルンも高度な技術を要求される難曲と言えるだろう。


【ブラームス ピアノ協奏曲第1番】
ピアノ協奏曲第1番
【ブラームス ハンガリー舞曲集】
ハンガリー舞曲集



<今日の一枚>
今日も巨匠同志の競演でいこう。バックハウスとベームだ。
名演を廉価版で聞ける。
■ブラームス ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品83
ヴィルヘルム・バックハウス(P) カール・ベーム指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

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<推薦盤>
バックハウス盤は、内容といいお値段といい推薦できるが、フレッシュなヴィルトゥオーソにも耳を傾けたい。
これは名演だ。
ショパンコンクール優勝のポリーニがまだ若い頃の生気あふれる演奏が聴ける。
ベーム指揮の第1番のコンチェルトとカップリングになっており、豪華盤だ。
■ブラームス  ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15 ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83
 マウリツィオ・ポリーニ(P)
 ニ短調:カール・ベーム指揮 変ロ長調:クラウディオ・アバド指揮
 オーケストラ:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

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2013.04.24 Wed l ブラームス l コメント (0) トラックバック (0) l top

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