★ ブラームス ピアノコンチェルト第1番 ★
ヨハネス・ブラームスのピアノ協奏曲第1番ニ短調作品15、これが今朝の私のお供だ。
ドイツ/ハンブルク生まれのこのいかにも実直なドイツ人は極めて特徴的なメロディーを生み出した作曲家だと思う。
子供のころの音楽室の写真は例の髭もじゃ、右斜め前方を見つめる山男のような風貌のあれだ。
若い頃の写真を見るとなかなかイケメンだと思うが如何?
ちょっとリストに似てないかな?

〇 ピアノコンチェルト第1番 〇
そのブラームスがかなり若い時期に作曲したのが、この第1番のコンチェルト。
まだ若い頃のブラームスの心の葛藤や煩悶・懊悩といった、少しネガティブな彼の性格が反映した曲だと感じている。

〇 シューマンとクララ 〇
丁度この曲を作曲した時期と、ブラームスを評価し世に出したシューマンが亡くなった時期が重なる。
併せて、この真面目で堅物のオッチャン(失礼)がシューマンの未亡人であるクララにぞっこんだったようなので、少しややこしい。
ブラームスは交響曲第1番でもクララを意識したアルペンホルン風のコラールを挿入したり、恋心は熱く燃えていた。
(これはクララとスイスアルペンを旅した思い出だったような記憶が・・)
そんなことあんなことがこの曲を生み出した背景にはあるのだ。

〇 第1楽章の冒頭 〇
やはり冒頭は大切だ。
この曲はティンパニのロールから始まって、ちょっと不気味だ。
「う~ん、何が始まるんだろう??」という感じ。
しかし、誰が聞いても「これはブラームス」というメロディ全開だ。

〇 第2楽章はクララを慰める 〇
穏やかなメロディーに終始するこの楽章では、ブラームスはクララを慰めようと作曲のピアノに向かっている。
シューマンの死を悼むというよりも残されたクララを気遣っている、かなり正直だ。

〇 初演は不評 〇
だが、この曲初演ではブラームス自身のピアノ独奏で行われたが、残念ながら不評だったようだ。
当時としてはかなり長大で(50分以上かかる)、バロック風の曲調や重く暗めのメロディーで聴衆が求めるものでは無かったのだろう。


【ブラームス ハンガリー舞曲集】
ハンガリー舞曲集
【ブラームス ピアノ協奏曲第2番】
ピアノ協奏曲第2番



<今朝の一枚>
巨匠89歳の記念碑的録音だ。この後ルービンシュタインは引退する。
さすが、第3楽章辺りは少しもたついたりするし、ミスタッチも所々ある。
しかし、それを補って余りある情念とブラームスを弾くという信念のようなものさえ感ずる。
■ブラームス ピアノコンチェルト第1番ニ短調作品15
 アルトゥール・ルービンシュタイン(P) ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団

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<推薦盤>
たまにはオペラばかりでなくコンチェルトも「生の映像で聴く」というのもおつだ。
これは私は残念ながら所有していないが、友人宅で見せて(聴かせて)貰って、とても羨ましかったDVDだ。
■ブラームス ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15 ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83
 クリスティアン・ティマーマン(PF)
 レナード・バースタイン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
やっぱり映像があると、臨場感が半端じゃない。
若いティマーマンがフレッシュで、晩年のバーンスタインがいい味を出している。

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2013.04.23 Tue l ブラームス l コメント (0) トラックバック (0) l top

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