★ バッハ ブランデンブルク協奏曲 ★
今朝はバッハで出勤した。
ブランデンブルク協奏曲は全部で6曲からなる協奏曲集で、ブランデンブルク辺境伯クリスティアン・ルートヴィヒに献呈されたことからこのネーミングがある。
ただ、例によってこの名前はバッハが付けたものではなく、後世のバッハ伝作者が付けたものだったと記憶している。
バッハがスコアに記したのは、フランス語で『Concerts avec plusieurs instruments』で、様々な楽器のための協奏曲くらいの意味だと思う。
正にバッハの言っている通りの、大変バラエティーに富んだ、しかも実にユニークな協奏曲集になっている。
こちらのネーミングの方が正鵠を射ていると言える。(作曲家自身が言っているのだから当たり前か)

○ 様々な楽器が大活躍 ○
1番~6番まで、それぞれの曲の中で特にスポットライトの当たる楽器がある。
第1番:ホルン
第2番:トランペット(トランペットの高音は演奏不可能とまで言われる)
第3番:ヴァイオリン
第4番:リコーダー(バロックには散見されるが、古典派以降では珍しい)
第5番:チェンバロ
第6番:ヴィオラ
といった具合だ。

〇 ブランデンブルク協奏曲第5番、第6番 〇
今日は、この中で5番、6番を聞いていた。
第5番は恐らく6曲の中で最も有名な曲になるだろう。
ここではチェンバロが大活躍する。
第1楽章の冒頭は、フルートとヴァイオリンのやり取りをチェンバロが支えて始まる。
いかにもバッハらしい、楽しいのだがカチッとしたバロックの香りが漂う旋律が展開する。
そして、終盤にはチェンバロによる長大なカデンツァに突入する。
このカデンツァの扱いなど、後世のチェンバロ(ピアノ)コンチェルトの形を作っている。
バッハはこのように、自身の持てる様々な楽器の取り扱いテクニックと見識を見せながら、尚且つ新しい楽曲形式の可能性まで模索しているのだ。
この時期での集大成的な作品群と言えるだろう。
そして、忘れてならないのは上でもちらっと触れたが、とても楽しい楽曲ばかりで、音楽の楽しみを私たちに教えてくれる。


【バッハ ゴルトベルク変奏曲】
ゴルトベルク変奏曲
【バッハ フランス風序曲】
フランス風序曲
【バッハ チェンバロコンチェルト】
チェンバロコンチェルト



<今日の一枚>
■バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲) [Original recording remastered]
 カール・リヒター(指揮、チェンバロ) カール・リヒター室内管弦楽団

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これは、カール・リヒターの若い頃の記念碑的録音だ。
1956,57年の録音で、2番4番はステレオ、1,3,5,6番は擬似ステレオだ。
リマスタリングされた音質は良好だ。

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2013.04.05 Fri l バッハ l コメント (0) トラックバック (0) l top

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