★ ドビュッシー ベルガマスク組曲 ★
フランスの作曲家クロード・ドビュッシー、大変有名な「月の光」を含むピアノ曲がベルガマスク組曲だ。
何かフランス的な音楽を聴こうと思って選んだドビュッシー、この作曲家のピアノ曲はピアニストを選ばないと情緒がない。

〇 ベルガマスク組曲 〇
この組曲は次の4曲からなる

1.前奏曲 (Prélude)
2.メヌエット (Menuet)
3.月の光 (Clair de Lune)
4.パスピエ (Passepied)

このうちの3曲目が、あの「月の光」である。
ほとんどピアニッシモで演奏されるので、オーディオの音量を絞っていると音が聞こえないほどだ。
この曲は、色々な日常シーン(CMやドラマ、映画など)でも使われているので、恐らく聞いたことがないという人はいないだろう。
前奏曲の少し即興的な入りの部分から、私はチェンバロ的な音の色を感じる。
メヌエットにしても、タイトルほどは古典的なイメージは無くて、舞曲としてもバッハやモーツァルトとは明らかに異なる。
そして、月の光。
冴えわたった空気の中で夜空に浮かんだ冬の「月」、というのが私のイメージだが、ドイツロマン派の標題音楽というアプローチとは異なって、もっと抽象的でポエムですね。
終曲のパスピエは17世紀頃のバロック舞曲で、いかにもの旋律だが、4曲を通じてドビュッシーは古い物と新しい物をとても面白く対比させていると思う。

ちなみに成田ハネダさんのロックバンドが「パスピエ」で、この名前はドビュッシーのこの曲から付けたらしい。
今、大変私も注目しているユニークなバンドである。


【ラヴェル 『マ・メール・ロア』】
『マ・メール・ロア』


<今日の一枚>
■ドビュッシー:ピアノ独奏曲全集(4CD) ポール・クロスリー(P)
特に「月の光」でみせる、冷たさを感じさせる音色の変化は秀逸だと思う。

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<推薦盤1>
ドビュッシーのピアノと言えば、ギーゼキングか。
このドイツのピアニストは20世紀を代表するピアニストの一人で、とりわけモーツァルトやラヴェル、そしてドビュッシーには素晴らしい解釈を見せた。
初見力に長け、明晰な曲解釈と欠点の無いテクニックなどから付いた渾名が「新即物主義」。
ベルガマスクも私は原点をギーゼキングに置いている。
■ドビュッシー:ベルガマスク組曲、他
 ワルター・ギーゼキング(P)

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<推薦盤2>
ギーゼキングは確かに素晴らしい。
でも、もうちょっと自由にピアニストの感性も前面に出してもいいんじゃない? 
という向きには、是非フランソワで。
このフランスのピアニストは洒落てる。
■ドビュッシー ピアノ集(3)
 サンソン・フランソワ(p)

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2013.03.31 Sun l ドビュッシー l コメント (0) トラックバック (0) l top

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