★ モーツァルト ピアノ協奏曲第9番 『ジュノーム』 ★
先日17番を聞いたからだろう、猛烈に9番が聞きたくなった。
この変ホ長調K.271のコンチェルトは、フランスの女流ピアニスト「ジュノーム譲」がザルツブルクを訪れた際に献呈されたということで名付けられたと言われている。
モーツァルト研究で名高いアインシュタインがそう呼び始めたと聞いたことがある。
ついでにネーミングの理由については何も言わなかったとか・・。

○ ジュノーム嬢とは誰か? ○
では、「ジュノーム嬢」とは誰か??
これは長い間謎とされてきたが、2004年に突如解明された。
ローレンツという研究者がウィーンで発見したそうで、パリの舞踏家ジャン・ジョルジュ・ノヴェールの娘さんで ヴィクトワール・ジュナミー(Victoire Jenamy)だというのだ。
9年前のことだし、NYTに掲載された記事を見た人もいるでしょう。
ジュナミー嬢のピアノの腕前は、確かにかなりなものだったそうだ。
これで、無事解決。
ジュノーム嬢とはジュナミーさんだったのだ。

○ ピアノ協奏曲第9番 音楽的魅力 ○
さて、ネーミングはそれで良いとして肝心の音楽だが、この9番は冒頭からちょっと斬新。
いきなりオーケストラと独奏ピアノが会話を始める。
この曲が作曲されたのは1777年だが、その当時としてもモーツァルト本人にとっても異例の試みだったのではないか。
ピアニストもゆっくりしてはいられない。
良くベートーベンの第4協奏曲への影響を言われますね。
あの曲は、いきなりピアノ独奏から始まる。
形式的に見ると、その他にも第3楽章のロンドの中にメヌエットが入れられているが、通常コンチェルトにはメヌエット楽章は無かったので、これも新機軸だろうか。
印象的なのは第2楽章の冒頭。
平行短調のハ短調で、弱音器を付けているらしい弦が少しクグモッた音で陰鬱な表情を見せる。
この楽章の存在が全体の音楽に変化と彩りを持たせていると思う。


【モーツァルト ピアノソナタ第11番『トルコ行進曲付き』】
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【モーツァルト ピアノ協奏曲第20番】
ピアノ協奏曲第20番
【モーツァルト ピアノ協奏曲第17番】
ピアノ協奏曲第17番



<今日の一枚>
■モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271≪ジュノム≫&第23番イ長調 K.488
 クララ・ハスキル(P) パウル・ザッハー(K271), ベルンハルト・パウムガルトナー(K488)指揮 ウィーン交響楽団
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2013.03.07 Thu l モーツァルト l コメント (0) トラックバック (0) l top

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