★ キース・ジャレット のピアノソロアルバム ★
今日土曜日は昼間モーツァルトのピアノコンチェルトを聞きながら、ちょっと仕事関係の調べものをしていた。
私にしては勤勉な土曜日。
従って、夜は静かに過ごしたいなぁと考えて、何を聞くか暫し考えた。
そうそう、モーツァルトと言えばキースジャレットのモーツァルトはいけてなかったな、などと考えたことがふと脳裏をかすめて、それじゃキースでイケテル音楽をという結論。
ジャズと言えばジャズなのだが、少し変わった?名演アルバムを選んだ。
『ザ・メロディ・アット・ナイト・ウィズ・ユー』(The Melody At Night,With you)
静かな夜に恋人とブランデーかカクテルでも飲みながら、お互いの瞳の奥の恋心を確かめる、なんてシーンに流れていたらきっと素敵だろう。
だが、勿論私にはそのようなロマンは有ろう筈も無く、ただ一人で部屋で読書の友になってくれるのみ。

〇 慢性疲労症候群 〇
キースは50歳過ぎでコンサート中に、極度の疲労感に襲われそのまま演奏不能に陥ってしまう。
その異常な疲労感は「慢性疲労症候群」というちょっと奇妙な病気が原因と診断される。
だが、症状は意外に重く、それから約2年間外出もままならない状態で自宅療養を余儀なくされる。
そして、その状況からようやく立ち直った頃に自宅のスタジオで録音したソロアルバムがこのアルバム。
再び音楽が出来る喜びを噛みしめながら、これまでの人生をじっくりと回顧するようなシンプルで穏やかな演奏。

〇 『ザ・メロディ・アット・ナイト・ウィズ・ユー』〇
1曲目の「I Loves You Porgy」、実に切々とピアノが歌う。
ジャズのピアノプレイに良くある、奇抜なアレンジやあざといテンポの変化などは一切ない。
ただ、シンプルにメロディーを歌う。
2曲目『I Got It Bad And That Ain't Good』では曲の半ばから右手が軽くジャズし始めるが、ここでもテクニックをひけらかす様なことはしない。
そのように、夜のための音楽は最後まで穏やかに奏でられる。
休日の朝に聞く場合は、外出予定の無いしとしとと雨の降る朝にでもお願いしたい。
このアルバムは献身的にキースを支え続けた奥様に献呈されている。
ちなみに、いつものグレン・グールドばりのキースの唸り声はこのアルバムでは殆ど聞かれない。(途中、僅かだが聞こえる箇所があるが)

■ キース・ジャレット 『ザ・メロディ・アット・ナイト・ウィズ・ユー』
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2013.03.03 Sun l ジャズ l コメント (0) トラックバック (0) l top

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