★ ホルスト 組曲 『惑星』 ① ★

今日はイギリスの作曲家グスターヴ・ホルストが作曲した、あの『惑星』だ。
聴きやすくて、結構雄大で、混沌よりも神秘を感じる曲、そんな気持ちからの選択だ。

グスターヴ・ホルストは19世紀から20世紀にかけて活躍した、イングランドのチェルトナム出身で、スウェーデン人の父とイギリス人の母を持つ作曲家だ。
この作曲家はちょっと変わっていて、若い頃から哲学やヒンズーに興味を持ったり、占星術に深い関心を寄せたりしている。
この『惑星』は、正にそうしたホルストの趣向から生れた楽曲と言って良いと思う。
また、ロンドンの王立音楽大学では作曲とトロンボーンも学んでおり、トロンボーン奏者としても活躍している。
その経歴はトロンボーンは勿論、金管の扱いの上手さに、『惑星』でもしっかり反映されているように感じる。

○ 組曲 『惑星』 作品32 ○
この惑星は次の7曲からなっている。

 第1曲 : 火星 - 戦争をもたらす者
 第2曲 : 金星 - 平和をもたらす者
 第3曲 : 水星 - 翼のある使者
 第4曲 : 木星 - 快楽をもたらす者
 第5曲 : 土星 - 老年をもたらす者
 第6曲 : 天王星 - 魔術師
 第7曲 : 海王星 - 神秘をもたらす者


まず、どうしても小学校で習った、太陽系の順番が浮かんでくる。
太陽に近い順に 「すい きん ち か もく どっ てん かい めい」 なんて、覚え方を習ったと思う。
おや? ホルストの惑星は 「か きん すい もく ・・・」?
日本人だけかも知れないが、ここでどうしてもひっかかる。
これについては、いくつかの説を聞いたことがある。
 例えば:木星を中心に、木星から近い順に1~3曲(内側)、そして5~7曲(外側) なんて説もあった。
     :地球から近い順 という説もあった。
     :曲調の都合で、最初に勇壮な火星を配置した という音楽からの説もあったし
     :深く考えなくて宜しい などというちょっと無責任なお話もあった。
だが、一番もっともらしいのはホルストが没頭した占星術からの説。
占星術で言うところの黄道十二宮がからんでくる。

黄道十二宮とは 
白羊宮 金牛宮 双児宮 巨蟹宮 獅子宮 処女宮 天蠍宮 天秤宮 人馬宮 磨羯宮 宝瓶宮 双魚宮
で、これにはそれぞれ守護星がある。
火星 金星 水星 月 太陽 水星 火星 金星 木星 土星 天王星 海王星

さぁ、この順番だと言う訳だ。(重複するものと月・太陽は省く)
こんな感じだったと思うが、正解はホルストに聞かなくては判らない・・。

長くなりそうなので、本日は順番までということで・・・。(後半につづく・・)


(追記:本日より暫くの間PCの無い環境に出張致します。いつも交流頂いているブロガーさまへのご訪問が遅れるかもしれません。お許しくださいませ。)



<今日の一枚>
今日はとにかく金管がりっぱな盤でいきたい。
レヴァインとシカゴ交響楽団の輝かしい盤だ。
少し自由に吹かせ過ぎかと思うくらいに、シカゴの金管が鳴り響く。
レヴァインの上手いところは、オーケストラを解き放ちながら大きく統率していくというところだと思う。
後半の海王星などの神秘性を纏った表現にも感心する。
録音状態も非常に良好。
■ ホルスト:惑星
 ジェイムズ・レヴァイン指揮 シカゴ交響楽団


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2014.07.05 Sat l ホルスト l コメント (14) トラックバック (0) l top